▲金澤敏明△木藤明初日と2日目の結果、見所
川越OB会の最高位を争う第31期親善戦5番勝負、暫定王者の金澤敏明氏(38歳)と挑戦者の木藤明氏(41歳)の第3局が21日午前11時~開催されました。
振り駒の結果、金澤敏明氏が先手番になりました。立会人の鈴木遥一さんの合図で対局は開始。金澤敏明氏は初手▲7六歩と角道を空けて、これを木藤明氏が△3四歩と応じたところから白熱したバトルは開始に。
戦型は昨年から数えて5度目になる一手損角換わりの展開になりました。
一手損角換わりは兼ねてから金澤敏明氏がセミナーで私たちに講義してくれていた戦術のひとつ。どのように打破していくのか私もすごく注目して観ていました。
前2局では腰掛け銀を採用していた金澤敏明氏ですが、このときは▲3七銀と早繰り銀の形でがっぷりおつ。
リアルタイムで解説してくださった澤村さんが「玉を早めに囲うなど金澤さんが用意していた作戦に対して、遥一さんがどのように駒組みを進めていくのかポイントに注視してみるとタメになります」とアナウンス。
さてその後の展開ですが、メモった内容を記しておきます。
【初日第1局手順】▲金澤敏明△木藤明
▲7六歩△3四歩▲2六歩
△8八角成▲同 銀△2二銀
▲4八銀△6二銀▲7七銀
△3三銀▲3六歩△7四歩
▲6八玉△3二金▲5八金右
△8四歩▲7八金△4二玉
▲3七銀△7三銀▲7九玉
△8五歩▲6六歩
持ち時間は各8時間△20分▲27分23手
【2日目手順】▲金澤敏明△木藤明
▲6七金直△7六歩
▲同銀△9七香成▲同玉
△9二飛▲8八玉△7六桂
▲同金△7七歩▲同玉
△9九飛成▲7九香△9五角
▲6七玉△5九角成▲7七角
△同桂▲同金引△6九銀
▲8八銀△8九龍▲6八玉
△7八成銀▲同金△4九角
▲5八銀△3八金▲4九銀
△2八金▲8三角
持ち時間は各8時間△4・13分▲6分87手
続きは後日掲載予定。